翻訳と辞書
Words near each other
・ 塩焼
・ 塩焼き
・ 塩焼王
・ 塩煎餅
・ 塩煮
・ 塩爺
・ 塩物
・ 塩狩ヒュッテユースホステル
・ 塩狩信号場
・ 塩狩峠
塩狩峠 (小説)
・ 塩狩峠号
・ 塩狩温泉ユースホステル
・ 塩狩駅
・ 塩生のエドヒガン
・ 塩生プランクトン
・ 塩生康範
・ 塩生植物
・ 塩生生物
・ 塩生草原


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

塩狩峠 (小説) : ミニ英和和英辞書
塩狩峠 (小説)[しおかりとうげ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とうげ]
  1. (n,n-suf) ridge 2. (mountain) pass 3. difficult part 
小説 : [しょうせつ]
 【名詞】 1. novel 2. story 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

塩狩峠 (小説) : ウィキペディア日本語版
塩狩峠 (小説)[しおかりとうげ]
塩狩峠』は三浦綾子による小説およびそれを原作とする映画である。
小説は塩狩峠で発生した鉄道事故の実話を元に、1966年(昭和41年)4月から約2年半にかけて日本基督教団出版局の月刊雑誌『信徒の友』に掲載された。これを記念し、塩狩駅近くには、塩狩峠記念館および文学碑が建てられた。

== 登場人物 ==

; 永野信夫
: 本作品の主人公。永野家の長男。待子の兄。1877年(明治10年)2月、東京府東京市本郷区本郷弓町(現・東京都文京区本郷)生まれ。祖母・トセから、母・菊は信夫を産んで二時間後に死んだと聞かされ、士族の子として厳しく、しかし愛情をもって育てられる。トセの死後、母が本当は生きていたと知り、祖母と父が嘘をついていたとショックを受ける。尋常小学校4年生時、級友たちとの約束がきっかけで修と仲良くなる。その年の夏、修一家は夜逃げ同然で蝦夷(北海道)へ引っ越してしまうが、修の父が死んでからは文通で親交を深める。旧制中学校卒業後、裁判所の事務員に就職。その数年後、10年振りに修と再会。修の勧めで北海道に行くことを決める。3年後、1900年(明治33年)7月の23歳で北海道の札幌に移住し炭鉱鉄道株式会社に就職。その1年後、和倉の強い勧めにより旭川へ転勤。元々はキリスト教嫌いであったが、後に、父母、ふじ子の影響で、鉄道会社に勤めながら、キリスト教信者になる。1909年(明治42年)、ふじ子との結納の2月28日当日、名寄駅から鉄道で札幌へ向かう途中、塩狩峠の頂上にさしかかろうという時、信夫の乗る最後尾の車両の連結部が外れる事故が起きる。信夫は乗客を守るため、レールへ飛び降りて、汽車の下敷きとなり自ら命を落とした。享年32。乗客は無事に助かったが、彼の死のショックは大きいものとなった。その年の3月2日に葬儀が行われ、郊外の墓地に埋葬された。
; 永野待子
: 永野家の長女。信夫の妹で、彼より4歳年下。母・菊が実家を離れて生活していた頃に生まれた。そのため、信夫は妹がいることは全く知らなかった。信夫と対照的に明るく人懐っこい性格。1899年(明治32年)、18歳で帝国大学出身の医者の岸本と結婚。
; 永野菊
: 貞行の妻。信夫と待子の母。キリスト信者のため、信夫が物心が付かない頃に、祖母・トセに実家を追い出された。その後、トセが亡くなるまで実家を離れて生活していた。幼な子の信夫を置いてまで信仰を守る強さを持った女性。
; 永野貞行
: 菊の夫。信夫と待子の父。旗本七百石の家に生まれる。心優しい性格であるが、士族も平民もみな同じ人間だと信夫を教育する。日本銀行に就職している。
; 永野トセ
: 永野家の祖母。大のキリスト教嫌いで、母・菊がキリスト信者のため、実家を追い出した。後に、脳溢血で亡くなる。
; 吉川修
: 吉川家の長男。ふじ子の兄。信夫の同級生。子どもの頃はお坊さんになるのが夢であった。尋常小学校4年生時、級友たちとの約束がきっかけで信夫と仲良くなる。しかしその年の夏、父の借金のため蝦夷(北海道)へ移住することになる。10年後、東京で一時信夫と再会し北海道に行かないかと勧め(その後すぐに北海道へ戻った)、さらにその3年後、北海道の札幌にて再び交流が深まるようになった。妹や母を大切にする心優しい青年。
; 吉川ふじ子
: 吉川家の長女。修の妹。生まれつき足に持病があり、成長してからは肺結核とカリエスを患い、病床でキリスト教に目覚める。元々明るい性格であったが、キリスト教信者になってからはより心豊かになり、信夫のキリスト教入信に多大な影響を与える。信夫との結納の日が決まり、信夫が旭川から帰ってくることを心待ちにするが・・・。
; 松井
: 信夫と修の同級生。クラスのガキ大将的な存在。
; 大竹
: 信夫と修の同級生。クラスの副級長。
; 虎雄
: 信夫の親友であり、幼馴染み。信夫より2歳年下。幼い頃、時々信夫と遊んでいたが、その後足が遠ざかって行ったまま交流を途絶えてしまう。しかし、信夫が裁判所の事務員に就職していた頃、窃盗と傷害で逮捕され囚人とされていた頃に信夫と再会(但し、お互い話しかけることはなかった)。その後、結婚して2児の父親となり、札幌の小間物屋で働いていた。後に、信夫のお葬式にも参加した。
; 浅田隆士
: 母・菊の甥。信夫と待子の従兄。大阪在住。登場人物の中、唯一関西弁で話す。
; 中村春雨
: 実在する人物。隆士と同期。「無花果」を信夫に読ませた。
; 和倉礼之助
: 北海道・札幌の炭鉱鉄道株式会社の信夫と修の上司。
; 和倉美沙
: 礼之助の娘。1901年(明治34年)、峰吉と結婚し2児の母親となる。
; 三堀峰吉
: 北海道・札幌の炭鉱鉄道株式会社の信夫と修の同僚。ある不祥事件がきっかけで一時は解雇されそうになったが、信夫や母からの説得で礼之助から許しを得た後、復職するとともに旭川へ栄転することになった。後に、礼之助の娘・美沙と結婚し、2児の父親となる。後に、キリスト信者となる。
; 伊木一馬
: 伝道師。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「塩狩峠 (小説)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.